仔犬(子犬)のしつけ〜ハウストレーニング 編〜
居心地のいい場所で静かに過ごすハウストレーニング
仔犬(子犬)をケージやクレートに入れると、「かわいそう!」と抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか。でも、そんなことはありません。ケージなどのハウスを作ることは、仔犬(子犬)にとって安心して快適に過ごせる場所を作ってあげることにつながるのです。
ほとんどの人間は、あまりにも広い空間に居るより、ある程度限定された空間の方が落ち着くと思います。同じように犬は、外界からさえぎられていて、外敵や風雨などから身を守りやすい場所を本能的に好みます。
ハウスの設置場所は、人の出入りの多い場所や寒い場所は避けるようにして、落ち着ける環境を確保してあげてください。そしてハウスの中には毛布やおもちゃを入れてあげるなど、快適でリラックスできる空間を作ってあげましょう。
そこで大切になるのが、ハウストレーニングです。トイレトレーニングなどでケージやサークルに慣れている仔犬であれば、あえてトレーニングの必要もなく、すんなりとハウスに入ってくれることも多いです。
ハウスができるようになると、部屋の中を散らかしたり、吠え続けたりすることなくお留守番ができるようになることが多く、クレートに慣れれば、ドライブや旅行にも一緒に連れていけるようになります!
これでマスター! 居心地のいい場所で静かに過ごすハウストレーニングの方法
ハウスの位置を決定する!
サークルやケージ、クレートなどを利用して、仔犬(子犬)が落ち着けるスペースを確保しましょう。ケージなどはあまり大きすぎるものは好ましくなく、仔犬が方向転換できる程度の大きさが理想です。毛布やクッションなどを入れて居心地のいいハウスを作ってください。
仔犬をハウスへ誘導!
おやつやおもちゃを鼻先に近付けて、仔犬(子犬)をハウス内へ誘導します。
「ハウス!」の号令をかける!
仔犬(子犬)がハウス内へ足を踏み入れたら「ハウス」の号令をかけます。 ハウスへ入りたがらない場合は、もう一度最初からやり直しましょう。
褒めてあげる! おやつをあげる!
ハウスの中へ入ったら、おもちゃで遊んであげたり、おやつをあげたり、おもいっきり褒めてください。
慣れないうちは、扉をあえて閉める必要はありません。開けたままでハウスの中でじっとしているようであればOKです。
これに慣れてきて、扉を閉めている時間を徐々に長くしてもおとなしくしているようであれば、お留守番もしっかりとできるようになります。